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           メール・マガジン

      「FNサービス 問題解決おたすけマン」

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    ★第129号       ’02−03−15★

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     度重ぬれば、、、     

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●問題は<人間>が起こすもの、と

 

このメルマガでは当初から申しております。 その人間、いかに少子化

とは言え次々生まれますから、問題もまた際限なく発生する。 従って 

 

いかに問題の発生を未然に防ぐか、また、発生した問題にどう対処する

か、についての<教養>を積む必要が低下することは決してありません。

 

 

特に困るのは、自分が問題発生源だと気付いてくれない人。 あんたが

問題なんだよ、とは普通、正面から言いにくい。 まして何か<力>を

持っているとか、相当の範囲で人気のある人だったら、、

 

たとえば少し前のサッチー、今はムネオ(この配信予約時点では未だ)

議員。 どちらも生ける問題発生装置。 何してもフツーとはかけ離れ

が大きい。 たとえば、貧しく生まれれば誰でも必ず彼らのように

 

カネや権力への執着が旺盛になるとか、その実現のため相手構わず喚き

立てる人になるわけではない。 誰しも多少は秘めている<悪い傾向>

ではあるが、それを研究するのには彼らの存在、むしろ貴重です。

 

*   *

 

振り回すのは、ご本人にしか通用しないジコチュウ論理。 <万能感>

に満ちて自信タップリ。 その迫力で押し切るところ、まあミニ独裁者。 

 

逆らう(と彼らが見る)と、文字通りの<強>弁で恫喝する。 何とも

ドギツイ、エゲツナイ、、 と普通人の目には映るが、本人はひたすら

<良く思われたい>の一心、らしい。 何かズレている、と思われるが、

 

彼らの<思考パターン>は見ようも無い。 イヤでも見えるのは彼らの

<行動パターン>。 そこから心を推し量るほかあるまい、、となると、

行動心理学? 即ち動物心理学。  たしかに動物的ですなあ、、

 

*   *   *

 

しかし、目標達成のために取った手段は両極端。 サッチーは取り込み

蓄積型。 納税義務を積極的に無視したことで分かるように、<払う>

ことにはきわめて不熱心、誰彼無く迷惑をかけて平然。

 

一方、ムネオ議員はバラマキ型。 <国民のカネ>で海の彼方の人々を

喜ばせ、その仕事に関わった人々も喜ばせ、最終的には<我が党の士>

へ還流させ、、 みんなを喜ばせました。 つまり、

 

<税金>という仕組みの両側で、納めたがらないのと、使いたがるのと。

「入るを図って出づるを制す」べきなのに、このコンビでは「入るべき

が入らず、出す方は抑制なし」。  国が痩せてしまいます。

 

どちらも普通以上のステータスを授かりながら、することは実に泥臭く、

下品。 まことに良からぬ手本を示しました。 

 

*   *   *   *

 

<上品>をある人が定義していわく、「相手によって言葉や態度を変え

ないこと」。 なるほど。 たとえば皇族は上品の代表ですが、彼らが

対する相手はみんな下位。 だから、変える必要が無い、、 

 

だから「変えない」、だから<上品>、なのかも。 しかし我々下々は、

人間関係が上下前後左右。 つい変えざるを得ない。 敬語や丁寧語は

そのためのツール、ちゃんと使えるのが教養、、 でもある。

 

ムネオ議員は、その点にも些か問題あり。 相手に、でなく自分に使う。

「私に<お会いした>人が、、」とか。 教養、足りないねえ、、

 

しかしそこは政界、<上>に取り入るのに、教養は MUST ではなかった。

勢いを得るに従い<下>には無警戒、本来性ムキダシ。 それをウリに

してもいた趣だが、やや度が過ぎました。

 

議員は公職、国や国民に礼を失してはならぬ。 その自覚が十分でない

せいか、やたらムキダシを印象づける彼。 某ライターの録音テープに

収められた声は、質問への答えではなく、取材自体を難じる怒号ばかり。

 

こりゃ恫喝そのもの、、と思ったら、週刊新潮連載「鈴木宗男研究」の

筆者加藤昭氏も、「インタビューに答えるどころか質問もさせない」と

述べて、それを裏付けました。 一方的にわめき立てるのは、「質問を

許すとキミのペースになるから、」だそうで、

 

「何でこんな取材するんだ? 先に来て、どんな取材なのか説明しろ」

とも。 加藤氏は「趣旨を先に説明しておくインタビューなんて、あり

得ない、、印象は二重人格者、面従腹背、裏切って平然の人、」と切る。

 

*   *   *   *   *

 

こういう<下品>な議員に日本を代表して欲しくないなあ。 下手する

とそのタイプ、<犯罪者>にもなりうるんだから。 現にサッチーは、、、

 

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●その昔、<3億円事件>

 

というのがありました。 昭和43年12月、都下府中市。 歳末警戒

の初日、白バイ警官を装った男が現金輸送車を停め、「爆弾が仕掛けて

あると連絡があったので、」と乗員を降ろし、

 

車を調べる風を装い、煙を発生させて騙し、乗員が離れるや車を奪って

逃走。 やがて車は近くで発見されたが、約3億円の現金は失せ、以後

大捜査も空しく迷宮入り、、、

 

 

これを持ち出したのは、その事件の捜査員から聞いた<尻尾の掴み方>

を思い出したからです。 即ちある日、

 

いかにも<老練>そうな刑事が(サーモスタット屋以前だった)我が社

に現われ、営業マンK君が犯人に似ているという通報があった、と言う。

そんなバカな!  もちろんアリバイはあって、

 

疑う余地なし。 だが警察は粘り強く、その後も数回来訪。 だんだん

くだけた話にもなり、気楽に訊きました。 「そんな風に探すと犯人が

見つかるものなんですか?」

 

刑事氏おもむろに、「度重ぬれば現わるる、、」。  え? 問い直す

と、「そういうもんなんだよ」。 だから何度でも、、と。  へえ?

 

*   *

 

「何度も訊き回っていると、」刑事に分かってくる、のかも知れないし、

「何度も犯行を重ねているうち、」犯人が尻尾を出す、のかも。

 

ついでに教えてくれたのが、簡単な<悪>人の見分け方。 対象人物が

上司に、同僚に、部下に、それぞれどう見られているかを聞き込み、

 

上、中、下、3方向からの評価が同じなら、それがたとえ「イヤな奴」

という評判だったとしても、まず<悪>人ではないと見て良いそうです。

<衆目の一致>の重みでしょうか。

 

<一致>しない、たとえば上からは「良い奴」でも、下から「悪い奴」、

またはその反対とか、話が食い違う場合は、一応<クサイ>と見て調査

を続行する、、と。

 

相手によって態度を変えるのは<下品>、だがそこには、それだけじゃ

ない何かがある、ようです。 即ち<裏表>や<欺瞞>、、サッチーは

それで問題を起こし、同様、ムネオ議員も疑いを招いている。

 

どちらも「度重」ねましたが、それは執着傾向。 いわばカタヨリです。

そこにはマイナス影響への配慮も無く、、 という欠陥的行動パターン。

これを重ねれば、まあ、良いことにならなかったのは不思議でない。

 

*   *   *

 

逃げおおせた<3億円事件>の犯人、どうやら役者が何枚も上でしたな。 

 

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●高齢者ヌード?を

 

見せる必然性など常識的には無いし、<怒号CD>も音楽とは遠かった。

おだてられて木に登った結果でしょうが、サッチーの行動ぶりは慎みを

欠いておりました。

 

ムネオ議員も、コイズミさんを真似るかのごとくに羽織袴で登院したり、

マキコさんに負けじと涙を浮かべたり、猿真似平然。 お涙頂戴の<馬

1頭>も本当ではなかった、というから嘘も平然の人。 慎み全く無し。

 

あの滑らかならざる日本語には耳を塞ぎたくなるが、議場でのマナーの

悪さには目も覆いたくなる。 ヤジは飛ばす、ノナカ氏らとヒソヒソ話

やホクソ笑みを交わす、、 勧善懲悪の時代劇なら、そのあとバッサリ

成敗される役柄、ですな。 まさに「古いタイプの、」下品な人たち。

 

 

TVの解説を要約すると、何であろうと頼まれれば、ほかの人が嫌がる

ことも苦にせず気軽に引き受け、しかもその後の面倒見が抜群に宜しい。

ニッチに敏感、CS度満点、ある種のセンスが抜群です。 が、

 

つい深い仲になってある日、うっかり彼の機嫌を損ねようものなら大変、

とんでもない大声で糞味噌に罵られることになる。 その怖さに怯え、、

たら後は彼の意のまま、、 とは、ほとんど暴力団の手口。

 

  末息子のメール、「上品下品カンケーない。 とにかく予算を確保

  してくれる人ならオレ、ガマンしちゃうな」。 無力で保身専門の

  上司にウンザリして、ですが、、  三分の理、、?

 

ノナカ氏やムネムネ軍団、あるいは外務省、、 彼の下品な行動を許し、

踊らせた人々も<類は友を呼>んで下品だった。 <思考パターン>と

「カンケーなく、」利用しただけ。 マズイ!と見れば退くのも速い。

 

さすが<行動パターン>人種。 ずいぶん役立ったであろうムネオ氏を

アッサリ見放したハシモト派は、下品に徹しただけ、と私には見えます。

君子だから豹変したんだ、なんて言って欲しくないぜ。

 

永田町や霞ヶ関にその人種がのさばっている限り、我が国がグローバル

時代に求められる<洗練>のレベルを達成することは無さそうです。

 

*   *

 

彼らを彼らたらしめているのは、もっぱら<欲>と<運>。 欲は本人

の中で無限に生じますが、運は無限ではあり得ない。 それに気付かず、

いずれ使い果たす、、 即ち、<運の尽き>。

 

その運が甦るには多少の年月を要し、その間に世の中は様変わりします。

が本人は、もとが「古い」上、なまじの成功?体験が忘れられないので

<様変わり>できない。 即ち以後、日の目を見ることは無いでしょう。

 

いやあ、これ、<日本人>の姿そのものに思えて来ましたよ、、、

 

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<考える葦>として生まれたからには、<考える>力を生かさなければ

神様に申し訳ない。 考えず、しかも間違わずに済ませる、には本能が

必要。 だが岸田秀教授流、人間は<本能が壊れた動物>ですから、

 

<考える>ことで補わないと命に関わります。 難しく<考える>必要

は無い。  Rational Process に沿って事実を確かめ、そこから結論を

導き出すだけ。  大声で?  いいえ。

 

必要な情報の提供をお願いする時は、自ずと丁寧な言葉になるものです。

そして協力が得られれば、上下左右どちらへも、にこやかにアリガトウ。

静かです。 <下品>になりようが無い。 それを<度重ぬれば、、>、

 

頼って安心、慎み深くて上品、があなたの定評になること請け合いです。

 

                          ■竹島元一■

 

    ■今週の<私の写真集から>は、 ★イーグル・ダンス★

 

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